お正月に忘れてはいけないのが酢だこ。
カニなどの豪華さはありませんが、年末のスーパーには酢だこのバケツが立ち並び、庶民の食卓に乗るというのが正月の風景です。
タコは多幸に繋がるということで、おせちの縁起担ぎにも欠かせません。
お正月に出回るタコの種類ですが、真蛸と水だこがあります。
真蛸は、明石の蛸が有名で珍重されます。体調は、足先まで合わせて60cmくらいなのですが、ゆでるとかなり小さくなります。
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昨今は、モロッコ産が出回っていますが、乱獲により漁獲高が減っており、また、 寿司などの国際化に伴って海外でも食べられるようになったため、高値で推移する傾向があります。
もう一つは、水だこです。
別名を北海だこといい、寒海性のため、東北以北にしか生存せず、北海道や北太平洋、アラスカ、カナダのものが流通します。
肉質が柔らかく、水っぽいのが、「水だこ」の名前の由来です。
正月に刺身や紅白の酢蛸として出回るのは、水だこが多く、お酒のつまみとしても好まれます。
そのため、おせちの重の中だけの量では足らず、刺身用として別に用意することが多いですね。
こちらは、築地の卸売、良い蛸が手に入ります。
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